呪いの外へ

昨日の夜シャワーを浴びて、RADWIMPSのツアーT(寝巻き)を着て鏡の前に座ったら、いつもより自分の顔に嫌悪感を持たなかった。

過去最重量になってしまったのを機に本気で食事制限を始めて(目標まではまだなのだけどひとまず)4kg痩せて、毎晩リンパ流しまくってたら顔も少しすっきりした。友達が教えてくれた安いエステを契約した。素敵だなぁと思っているミュージシャンの女の子が紹介していたカラーを試したいという理由でセルフネイルを再開した(手先が器用でよかったね)。思いつきでデパコスリップを買ったらすっごく使い心地が良くて、それを機にコスメを見るのが楽しくなった。収入が増えたわけではないのでそうそういろいろ買えるものでもないけれど、その日の気分でアイシャドウ変えたいなぁとか、ここの限定色が可愛いなぁとか、調べてるだけで楽しくなった。目に見えて結果が出てくるとダイエットもなかなか楽しく感じてくるし、制限にも自然と慣れてきて最初より楽になってくる。そんなこんなでなんだかここのところいつもより少しだけ心が上向きだ。

周りから見てどうかは知らない(し、どうでもいい)けれど、積年の呪いがほんのちょっと薄れて、自分がした努力で少しでも変われた自分が素直に嬉しい。

単に歳を重ねて自然と顔立ちが変化してきたのもあると思うけど、心のギャルが「てかお前言うほど悪くなくね？」って割と景気良く励ましてくれたりする最近。

っていうかこないだ、友達が「少なくとも自分が思ってるより可愛いよ」って言ってくれたのがめちゃくちゃ救いで、それが心のギャルになってる。私がどんなに「クソ！この醜い顔！」って思っても他人に見えてるのはそれよりマシなのだ。逆に「今日調子いいんじゃない？！」ってときは他人からは多分もっとマシに見えてるのだ。どう転んでも私が救済される。すごい、すごいぞ友よ。ありがとう。

マジこればっかりは自分の気持ちが大事だ。顔のコンディションがいつも通りで、いつもと同じ化粧で、いつもと同じ服を着てても、なんかしっくりこない気持ち悪い！っていう日とかもあるし、逆もあるし。その基準って多分その時々の気分に左右されていて。その波をできるだけ小さくしながら、プラスに思える日を増やすために、自信をつけるために自分ができる努力はいくらでもすべきだなと思う。今。

恐らく私は何かとワンテンポ遅れている。やっと人並みの化粧を覚えたな、という頃に周りはもうギャル期とかも超えて綺麗なナチュラルメイクに戻っていくフェーズに突入していたし、そろそろサロン行かなきゃ〜ウニョウニョって思ってた頃にはだいたいの友達はとっくに通ってた。

なんか多分こうやってずっといろいろと遅れたままなんだろうなと思う。少し寂しい。でも私は私の時間軸で生きているから、遅くたって自分がマシになる瞬間にちゃんと立ち会えるのならそれでいいや。みたいな話。

ちゃんちゃん。