すこやか生活

音楽 Twitter@_sui101sui_

あの恋

ふと思い出した話である。

 

小学校高学年の頃、いつも一緒に遊んでいた友達と好きな人がかぶっていたことがある。けれど私たちは特段バチバチになることもなく、今日はこんな話をしただの、こういうことしててかっこよかっただの、それぞれのキュンキュンした話を小さいメモ帳に書いて渡し合っていた。

ところがある日突然友達は私を避け始めた。他に2人ほどよくつるんでいた友達がいたのだが、その2人を囲い込んで私を突き放した。避けられてると気付いた時は心当たりがなくて本当に意味不明だった。私が問い詰めたのか、どういう経緯でそこに至ったのかは忘れたが、その子に「あなたは○○君のこと好きで、どうしたいと思ってるの?私は付き合いたいなと思ってるんだけど!そっちは違うの?」みたいなことをザックザクに言われたことはすごく覚えている。私は「あっ、そうなんだね‥」と言ったあと何と言ったのかイマイチ思い出せないが、なんか多分濁したんだと思う。おそらくは、君とは本気度が違う、私たちはライバルだ!みたいな意味合いで避けられていたのだろう。

当時の年齢的にもなんというか、その子はあのタイミングが目覚めだったのだろうと今は思う。が、その時の私はというと「なんでそれで私が避けられなきゃいけないんだ」といった感じで、まぁ不快な思いをしたくないなら関わらなければいい話なんだけど、なんでその子に執着してたのかもわからないけれど、私はその友達に「謝罪の手紙」を書く。もちろん自分に非があるとは全く思っていなくて、その心はなんというか、年相応の考えではないよなと思うのだけど、「うまく謝っとけば丸く収まるっしょ」的なそれであった。私は友達とギクシャクすることに対するストレスが人一倍でかいのだ。

「私はどうしたいとか、付き合いたいとかまだはっきりわからないな。あなたがもし私と話すの嫌なら仕方ないけど、私はこれからもあなたと仲良くしたいです。ごめんね。(←いや急に何の謝罪?)」みたいなことを書いた。これも意外と覚えている。

そして結果的にその子はまた私と遊んでくれるようになった(それでいいんか?)。仲直りしてもライバルだからね!的なことを言われた気もするが特に何かが変わるわけでもなかったし、結果的にどちらも告白もせず卒業した。3人とも同じ中学校に進んだが結局違う好きな人ができて、卒業する頃には彼はもう私の視界でも友達の視界でもモブだった。相変わらず顔立ちは綺麗だったけれど。

 

 

「恋愛としての好き」は必ずしも「付き合いたい」という意思と連動するものなのだろうか?いや、恋愛という言葉を使うとなんか語弊というか矛盾というか、変な感じもするのだけど‥。

私はいい大人になった今も「この人のことが好きだな!」で完結してしまうことが多い。話すときにどきどきしたり、目で追ってしまったり、そういうことは当たり前にあるのに「私のものにしたい」的な意思がほとんど芽生えてこない。アタックしようとかも思わない。勇気がないとかってより、なんか多分意思がない。好きになった相手に彼女がいたり出来たりしてもそれほど凹まない。

その人を好きでいるだけで楽しい。話して嬉しくなるだけでいい。好きだと言ってしまうことで良い方だろうが悪い方だろうが相手からの自分の見え方が特殊になってしまうことにも抵抗を感じる。

でも付き合える展開が目の前に転がってたら?と聞かれたら付き合うと思うから、そこは間違いなく恋愛感情なのである。ただ自発的な欲求が全然湧いてこないのでちょっとよくわからない。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 

もしかして

 

 

 

これこそが

 

 

 

 

清き無償の愛?!?!

 

 

 

 

 

 

 

落しどころがわからなくなったためバカっぽい発言をして解散。

 

 

 

 

焼肉してぇ〜〜〜